ヨーギー、教育者、社会活動家、作家。1948年にインドのケーララ州でムスリームの一家に生まれる。ケーララ州の実家の裏庭にあるジャックツリーの木の下で、生涯の師となるマヘシュワルナート・ババジに出会う。その後に彼が辿った数奇な歩みは『ヒマラヤの師と共に〜現代を生きるヨーギーの自叙伝〜』に詳しく記されている。発売後すぐに彼の自叙伝はインド国内外でベストセラーとなった。
師の教えに従い、彼の知識と経験を求める人々にインド国内外で指導を行っている。2015年には、分断と対立を深める国内外の状況を受けて、インド全土の8000キロを歩く「Walk of Hope」を行う。1年間で1千万人以上の参加者が歩みに加わり、インド国内の各地で宗教や民族の垣根を超えて対話、祈りの機会が提供された。
「宗教の教義や理論の根源にある、個人の体験に迫らなければならない」と、彼は言う。様々な宗教の垣根を超えて本質を探求し、人々に元々備わっている調和を呼び覚ますために、シュリー・エムは今日も教えを続けている。